2014年11月10日月曜日

晩秋の美と変わり者

本格的な冬を前に生物たちの美しさ逞さが実感できるのも今の季節です。

登山のついでに立ち止まって観察してみましょう。

今年はマユミの実も豊作です。

枯れかけたミズナラに寄生した夫婦キノコです。

この11月は平均気温が高いといいます。エゾヤマツツジが開花。

こちら、ミヤマスミレも開花していました。

ヤブタバコの実は粘液を纏い動物に接着します。  


ヤブタバコの実は「ひっつき虫」といわれ、接着剤の粘液とトゲで起毛したフリースなどにも着きますので採るのがやっかいなのです。同じように動物の毛に着くヌスビトハギ、ノブキなどのトゲ拡散と違い長期間、長距離に種を広げ、群落を作りやすくなっているよう。粘液は香りもあり青汁のようなアロマ芳香もあります。

これは、スズメバチの巣です。

マムシグサの実(猛毒)は別名「ヘビのタイマツ」と呼ばれます。

ゴム袋のようになった内側を見るとタイヤ補強の布ベルトのように袋が補強されています。おそらくはトウモロコシのような実をたくさん着け、膨張、収縮作用で実を剥離するのと多くの実を着けたいので面積を増やしバランスよく軽量にしたいが為ではないかと考えます。実は絶対食べないでくださいね!


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