【七飯】町が建設を計画する 道の駅 の立地場所が、峠下地区の北海道昆布館向かいの民有地約2・5ヘクタールに決まった。このうち約1ヘクタールを町が4500万円で購入にする議案が、15日の町議会で可決された。施設は2018年3月のオープンを目指し、 北海道新幹線 新函館北斗駅 (北斗市)から約2・5キロという立地を生かして集客を図る。
 町によると道の駅は延べ約千平方メートルで、飲食スペースや町特産のリンゴ、ワインなどの販売スペースを設ける計画。用地確保後の今秋にも整地を始め、17年度に着工。用地費を含めた総事業費は約10億円を見込む。
 立地場所は函館新道の起終点となっている七飯藤城インターチェンジから約800メートルの国道5号沿い。車の往来も多く、向かいの北海道昆布館には年間45万人の来場者がある。町は「道の駅ができれば(昆布館との)相乗効果で多くの観光客を呼び込めるはず」としている。
 中宮安一町長は峠下地区を「道の駅エリア」として発展させる考えを示している。(袖山香織)