キャンプ用品大手の「コールマンジャパン」(東京)が、指定した販売価格を取引先の小売業者に守らせていた疑いが強まったとして、公正取引委員会は17日、独禁法違反(再販売価格の拘束)容疑で、同社の本社など約20カ所を立ち入り検査した。
 同社は「調査に全面的に協力する」とコメントした。
 関係者によると、コールマンジャパンは数年前から、テントなどの商品に希望小売価格や値引き制限を設け、販売するスポーツ用品店やホームセンターに守らせていた疑いが持たれている。応じない業者には出荷停止などをほのめかし、従わせていたとみられる。(どうしんWeb版より3/17)